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宝石名/スタールビー
カラット/0.87ct
サイズ/5.33×4.57×3.04mm
カット/カボションカット
カラー/レッド
産地/ビルマ(ミャンマー)
処理/非加熱無処理
ルースケース付属
鑑別書付属
スタールビーとはその名の通り「アステリズムスター効果」と呼ばれる輝く星の様な模様が宝石の表面に出ているルビーの事を指します。スタールビーは光の反射ではなく石そのものの光沢や模様をいかすようにカットを施したとき、針状包有物等が4条または6条の星彩効果を見せます。
これは宝石の原石の中に『ルチル』という針状物質が入り込んで出来るものだそうですが、この現象はシルクインクルージョンと呼ばれます。
シルクインクルージョンは絹糸が何本も重なっているように乳白色に見えることから名前がついたそうです。
因みにこの現象はサファイアにも発現されるのですが、「なぜ特定のサファイアやルビーにこのような特殊効果が発現するのか」は明確にはわかっていません。
ただでさえ稀少なルビーの中で、とりわけアステリズムの効果を見せるスタールビーは、大変貴重な宝石です。
美しい石との出会いを大切にしたい宝石です。
ルビー(和名:紅玉-こうぎょく)
ルビーは、サファイアと同じ鉱物「コランダム」のグループの一種です。
ダイヤモンドの次に硬い鉱物だと言われ、コランダムの中で赤い色をした石をルビー、青を含めたそれ以外の色はサファイアと呼びます。
コランダムの鉱物中に含まれるクロムにより、赤色へ発色します。
1.0%のクロムで濃い赤色のルビーとなり、0.1%ほどの薄い赤色の場合には、「ピンクサファイア」となります。
ルビーの語源は、「赤」を意味するラテン語の「ルベウス(rubeus)」から来ているという説があり、サンスクリット語の「宝石の王」を意味する(ratnaraj)に由来するといわれています。
ダイヤモンド、エメラルド、サファイア、アレキサンドライトと合わせて、「五大宝石」と呼ばれています。
また、「宝石の女王」とも呼ばれています。
ミャンマー、スリランカ、タイ王国、ベトナム、カンボジア、タンザニア、マダガスカル、モザンビークなどが原産地です。
中でもミャンマーでは「ピジョン・ブラッド」(ハトの血)と呼ばれる最高級のルビーが得られますが、政情不安もあり産出量は少なく、貴重です。
主にタイ産の、透明度が低く鉄分を含んで黒ずんでいるものは「ビーフ・ブラッド」(ウシの血)と呼ばれ、価格はミャンマー産の半分ほどであり、発色を良くするために加熱などの人工処理されることも多いです。
また、スリランカやベトナムなどで産出される、ピンクに近い赤のものを「チェリーピンク」と呼びますが、宝石としての価値は低く、「ピンクサファイア」と混同される事もあります。
他にも、成分中にルチル針状結晶が混ざることによって反射光が星状に見えるものは「スタールビー」と呼ばれ、珍重されてます(スター効果、スターサファイアもある)。
色彩的には赤から外れますが、インド産の透明感のない小豆色のサファイアにスター効果の現れるものがあり、「インドスタールビー」と呼ばれています。
ほとんどのルビーは玄武岩や変成岩、大理石などの岩石中に存在します。
真っ赤な輝きを放つルビーは、世界各地で宝石としてもお守りとしても重用されてきました。
旧約聖書の中にもルビーの記載がありますが、当時最も価値のある「物」として、ダイヤモンドではなくルビーの名前が挙げられています。
古代ギリシャでは、戦場で敵に勝つお守りとして兵士が用いていたそうです。
そして戦だけではなく、病気、呪い、悪運など悪い気から守ってくれるとされていました。
また、ルビーは「薬効」としても扱われていたようで、「蛇の毒に効く」と信じられ、解毒剤として用いられたり、「風邪と肝臓の治療に効く」と記された医術本も残されています。
他の石にはないルビーがもつ美しさ・神秘さは、古来から人々を魅了し、人生や文化の支えにもなっていたようです。
7月の誕生石です。
宝石言葉:熱情、情熱、純愛、仁愛、勇気、仁徳
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